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飯を炊くということ

4月からの消費税増税に合わせて、色々なセールをやっている。いつも行くスーパーの衣料品売り場へ行ったら商品ががらがらだった。消費増税前の商品売り尽くしセールだそうだが、どうみても在庫最終処分という感じだった。いくら7割引でも良さそうな物がなかったら売れないだろうにと思うけど。
 
 我が家では衣料品は何も買わないが、洗濯機と掃除機は買った。もう古くなって壊れかけていたからだ。電子レンジと炊飯器もかなり古いけどまだ使えそうなので見合わせることにした。
 レンジは、今使っているのはオーブンレンジだが、オーブンやグリルの機能はほとんど使っていない。次に買い換える時には電子レンジ単用の物にするつもりである。高温スチームで調理するという新しいタイプにも心ひかれはするけれど、蒸気がたくさん出るという口コミを読んだ。それだと置き場所に困る気がする。

 さて炊飯器のこと。今使っているのはIHでも厚釜でも何でもない、一応マイコン制御と言う事にはなっているが、予約時間も細かく設定できないような安物である。予約機能はいつも家にいるので使った事がなく困った事はなかった。次に買い換える時にはと頭を巡らせているうちに、ふと電気釜でなくてもいいじゃないかという考えが頭に浮かんだ。現に今でもほんの少しだけ炊く時には土鍋(炊飯用ではない)を使っている。

 私は小学校へ上がった頃からかまどで薪をくべてご飯を炊いていた。生まれた家が農家だったので大人は野良仕事で忙しく、夕食の飯を炊くのは子供の仕事だった。(周囲の子供が皆同じようなものだったろうと思っていたが、実際はそうでもなかったことをずっと後になって知った)
 とはいっても子供のすることだ。遊びに出かける前に、一通り教わった通りに米と麦をそれぞれ升で量り(普段は麦飯だった)、水でといだ後、教わった通りの分量の水を柄杓で量り入れて仕掛けておく。日が傾きかけた頃に家へ帰ってかまどに火をくべる。枯れた松葉をたき付けにして、たき木に火を燃え移らせてぼうぼうと炊く。釜と蓋のすきまから湯気が上がりぶくぶくと水分がこぼれかけたら、火のついたままのたき木を隣の茶釜のかかった炊き口へ移したりして火力を調整する。今思うと親もたかだか6歳か7歳の子供一人によくそんな真似をさせたものだが、当時の私は言いつけられたことをこなしていだけだった。どうしたらおいしく炊きあがるかなどと考えた事もなかった。親も教えてはくれなかった。親もまずは食べられることだけで、おいしく炊くことを考える余裕もそれを子供に教える余裕もなかったのかもしれない。後になって実家ではかまどでご飯を炊いていたと話すと、「おいしかったでしょう」と言う言葉が返ってくることがよくあったが、実はおいしかったという記憶がないのだ。麦飯だったせいばかりではないような気がする。
 学生時代に商売に忙しい両親に代わって二人の子の面倒を見るというアルバイトをしたことがある。ご飯を作ることもした。時々その家の奥さんがご飯を作ってくださった事があったが、私の炊いたご飯とは味が違っていた。同じ米と釜とガス台を使っているにもかかわらずである。食べ物屋さんだったこともあって、炊飯にも神経が行き届いていたのだろう。私はおいしく炊くということを知らなかった。

 今のが壊れたら新しい炊飯器に買い換えて技術の進歩を堪能するのもいいけれど、ここは一つガス火の鍋炊飯でおいしいご飯を炊く事ができるように頑張ってみてもいいかなあと思っている。
 

 
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