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「ゆるい生活」

群ようこ「ゆるい生活」を読む。

中年を過ぎて不調を感じるようになった自分自身の体を、漢方薬の先生との対話を通して見つめるようになった有様が綴られている。
めまいがきっかけになったそうだ。めまいといえば耳鼻科だが、普通に耳鼻科にかからないで漢方医学に頼ったのは著者の何らかのこだわりがあるようだ。症状が現れるのは体が不均衡を起こしているからと考え、その原因を体全体から総合的に診てほしかったのかもしれない。現代の西洋医学では症状だけに焦点を当てて、体を総合的に診ない傾向がある。

人にはそれぞれ体質というものがあって、著者は水分が滞留しやすい体質だそうな。マッサージと漢方薬のおかげで、体の中に溜まっていた余分な水分がどんどん排出され、一時体重が十キロ以上落ちた後、再び増えてちょうどいいところに収まったという。漢方は不思議といえば不思議な医学だ。

群さんは甘いものを食べすぎていたのがよくなかったと書かれているが、それが水分の滞留の直接の原因だったのかはちょっとよくわからない。甘いものを食べた後、口を漱ぐ感じで、水分を取りすぎていたせいかもしれない。

私自身は子供のころからあまり水分を取らない方だった。子供の時は甘いもの嫌いだった。大人になってからはよく食べるようになったが、水分の摂取はやっぱり少なかったと思う。

漢方では中庸が大事なのだそうだ。過不足とちらも良くないということで、水分も適量にとらなくてはいけない。その適量を見つけるのがなかなかなのだ。
減塩に気をつけているので、みそ汁も実を食べるだけで汁は飲まない、麺類も出汁は飲まないという生活をしている。その分、体に取り込む水分量が少なくなっている。できるだけお茶や湯冷ましを飲むように心がけていたところ、トイレへ行く回数が増えた。
いいのか悪いのか、猫だって腎不全を起こしやすいから、水をたくさん飲ませるといいというではないか。いいのだと思っておこう。

斉藤美奈子「月夜にランタン」も面白かった。
バブルの当時、サイトウミナコと読む名前の人がいた。著書を本屋で見かけたことはあるが、趣味ではなかったので手に取ったこともなかった。
同一人物がとんでもなく変貌したのかと思っていたら、全くの別人だった。そうでしょうね。
こちらの斎藤さんはその時その時に出版された本を乱読している人という印象を受けた。すごい読書家らしい。書評と合わせて時々の世俗批評や人物批評やら、舌鋒の鋭いこと。それはもう笑いを誘われるほどだ。

斎藤さんも群さんも、団塊の世代には手厳しい。団塊の世代の一人としては、そうなんだと受け流しておくほかない。好んで戦争の落とし子というマス世代に生まれてきたわけではない。人格形成に生まれ育った時代の影響がないとは言えないのだから。


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