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「ミレニアム 蜘蛛の巣を払う女」

ほとんど家の中ばかりで外出していないものだから、歩くということがなく、運動不足の状態が続いている。いくら何でも少しは体を動かさないとよくないという自覚はあるので、新年から思いついて踏み段昇降をすることにした。
何年か前に買った小ぶりなステップボードがあるのでそれを使う。ステップボードといってもスポーツジムでエアロビに使うような立派なものではない。手ごろな価格の普及品だ。高さは二段階に変更できる。低いほうで10㎝、高いほうで15cmほどだから、大して強い負荷にはならない。それでも30分も続けていると坂道を歩く程度に息がはずむようになる。

ただただ上ったり下りたりする単純な運動だ。テレビを見ながらとか、本を読みながらとかしていないと退屈になる。
ここ二・三日は「ミレニアム4蜘蛛の巣を払う女」を読みながら上ったり下りたりしていた。

「ミレニアム」はスティーグ・ラーソンのあまりに有名なミステリーだが、作家が早逝したために、三部までで終わっていた。その続編が別人によって書かれ出版されたことには賛否両論があったという。それはそれとして内容は悪くない、むしろ素晴らしいという書評を何かで読んで、図書館で借りてきていた。

主人公のリスベットが超がつくほど天才的なハッカーというのだから、登場人物も、道具立てもそれらしく、高度に発達したコンピュータ社会を感じさせられる。おまけにサヴァン症候群の天才少年が登場して、いきなり高等数学を解いてみせ、結果的にリスベットが犯罪組織の暗号を解読するヒントを与えたりする。
AIが極度に発達した先の社会に対する危惧や、インターネット上の個人情報がすべて筒抜けになってしまっている恐ろしさとか、真面目なテーマも書かれているが、やっぱり超天才が事件を解決する話は、面白いのだ。

有名な小説の続編の執筆を託されたダヴィド・ラーゲルクランツは、スティーグ・ラーソンの三部作を何度も読み返して、それぞれの登場人物が違和感なく受け入れられるように考慮を重ねたという。努力の結果が表れている本だと思う。


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中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
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