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受身の一般人

 高校時代の社会科の授業で、表面に現れる様々な事象にはそうなるべき必然性があるのだという話を聞いたことがあった。先生はその時ある期間の歴史の流れを例にとって説明され、それがいかにも歴史の大きなうねりを感じる例でとても分かりやすかったので、理解できたつもりになった。でもそれを真似て、自分で別の時代の流れを解明しようとすると全くできなかった。
 人から解説されたり説明されたりすると簡単に分かったような気になってしまうけれど、自分で調べたり考えたりして理解するのは難しい。
 
 文学者の外山滋比古先生は、若い頃から株の取引をしておられたそうだ。昔は学者でありながら利殖を手がけるなどということはあまり人聞きのいいことではなかったので、内密だったそうだ。
 そういう話を著書で読み、その連想から暇にまかせて株ブログを読んでいるうちに、経済予測の達人として中原圭介氏の名前が散見されたので、ブックオフで2冊ほど買ってきて読んでみた。当然中古本です。

 サブプライム後の経済の沈滞を如何に予測したかという内容、今となっては過去のことだけれど、それを言い当てたのが問題が起きた当初のことだったのだから、大したものだと感心してしまった。そして何故株価が下がり続けることになったのか、その理由がよく分かった気になった。
 よく分かった気になったというのが実は曲者であって、2009年の時点で中原氏の本を読んでいたとしても、その予測を信ずることが私に出来たかどうか。まして自分で予測することなどとても出来なかったと思う。経済面に疎かったことを考慮に入れてもである。
 人にレクチャーしてもらわないと分からないんだから、私はその他大勢の一般人なのだと思う。それを情けないとも思っていないけれど。
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中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
夫と猫2匹と暮らしています。リンクはフリーということでお願いします。

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