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「乱読のセレンディピティ」を読んでいる

外山滋比古著「乱読のセレンディピティ」(扶桑社)を読んでいる。

この本の中にアルファー読み、ベーター読みという言葉が出てくる。ほかでは見ない言葉だから、外山先生の造語なのだろう。
アルファー読みというのは、読者が知識をもっているときの読み方、ベーター読みというのは、例えば漢文の素読のように、内容や意味が分からない文章の読み方だという。
アルファー読みは簡単にできるが、ベーター読みは未知のことがらを読むので、理解がはかどらないため難しい。けれどもその難しさを超えて、解読ができるようにならないと乱読ができない。興味のおもむくまま幅広い分野の本を乱読することで、ジャンルにこだわらない知識を得て、そこから何か新しいものを見いだすことができる。
だいたいそういう内容の文章だと思う。

「ベータ-読みの力のない人は、自分の親しむ一つのジャンルにしがみつく。小説好きはあけてもくれても小説を読む。新しい小説でもアルファー読みをするから、読者の成長は限られる。・・・」
と書かれている。「文学青年も、中年くらいになると、アルファー読みにあきが来て、本離れするようになる」のだという。その通りだ。

長い間、文学作品を読むことを読書することだと思い込んできたが、そういう思い込みは捨て去ったほうがいいようだ。


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中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
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