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あき財布  9/4

昔から財布は「はる(張る)財布」と言って、春に新調するといいとされてきた。財布が正月明けによく売られているのは、そういう意味があった。逆に秋には「あき(空き)財布」と言って、ゲンが悪いから新調するものではないと言われてきた。縁起かつぎのようなものだが、実際にはどうなのだろうか。誰か春と秋に買って試してみた人はいるだろうか。

親世代からそう聞いていても、私自身は特に気にかけたことがなかったような気がする。長い間使って、手擦れて汚れたりすり切れたりして、さすがに人前で出すのが恥ずかしくなった時が新調どきで、しまってあった貰い物を下ろしたり、手頃なものを買ったりしてきた。
若い時はずっと婦人物の財布を使っていたが、このごろは使いやすければ紳士物でも一向気にしなくなった。
ごく最近まで二代続けて、ボックス型の小銭入れがついている二つ折りの紳士物を使っていた。ブランド品などではない、一般品である。それがそろそろすり切れてきたので、次を探している。

実はタンスの抽斗に、結婚前に父親が買ってくれた甲州印伝のがま口が二つある。父親は持ったときに滑らないからという理由で、印伝を好んでいた。地元から団体旅行で行った時や、どこかの物産展で見かけたときに自分の物を買い、私にも土産に買ってきてくれたのだと思う。ずいぶん古い話だ。新しい物をなかなか下ろして使う事ができないたちだった上、印伝は上等だと思い込んでいたから、大事にしまい込んだままになっていた。
えんじ色のものと黄土色のもので、今となっては派手になってしまった。それに、がま口は小銭入れにはいいが、お札は四つ折りにしないと入らないので、使いにくい気がして次の財布の候補にはならない。
折角買ってくれたのにと少し申し訳ない気持ちがあるが、これは使ってくれる人があれば譲るしかない。

さて、次の財布だ。少し前にボックス型の小銭入れを買ったので、札入れを別にしようと思っている。千円札にしろ、一万円札にしろ、時には金封包みの中身に必要なこともあるから、銀行から下ろしたときに新しいお札が入っていたら折らずにおいた方がいい。長財布にしようかと考えているが、今から探すと、あき財布になる。
これまでの人生、たいして財布が張ったことはなかったから、どうでもいいようなものの、さてさて。


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中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
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