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大学への進学  8/20

私たちの年代は四大卒の女子の就職口はとても少なかった。民間大手の会社は短大卒しか採らなかった。女性は能力をあてにされておらず、職場では男性のアシストに徹することを求められていたようだ。仕事を教えても結婚してすぐにやめてしまうからというのが理由に挙げられていた。
現実を踏まえて短大へ進み、卒業後は民間大手の会社に勤めて、社内で結婚相手を見つけ寿退社をし、専業主婦になるという選択をした人は多い。

そういう定型的なコースを選びたくなかったこともあり、担任の先生にすすめられるまま、私は四年制大学を選んだが、「家から通うことができる国公立に限る」「浪人はしない」という自主規制をかけた。田舎では女の子が大学へ進学することは生意気と思われていた。祖母に大反対されたのを押し切ることになったのと、下に弟が二人いたこともあって親の経済的な負担を考えると、それ以上のわがままは言えなかった。
入試に不合格だった場合にそなえて、初級国家公務員試験を受けた。私学を滑り止めにはできなかったので、入試に落ちたら公務員になる予定だった。

ただ大学へ行きたかっただけだと思う。確固とした意志もなく、何となく進学したので勉強はあまりしなかった。お金がなかったから、アルバイトばかりしていたような記憶だ。学費が安かったのでそれでも何とかなった。ただし最初に書いた通り卒業しても就職口が極めて少なかった。

同じ世代の人からは、子供を大学に進学させるために学費の工面をするのが大変だったという話が出る。頭を押さえることなく、子供の希望通りにしている人が多い。東京の私学へ二人の子供を進学させて何千万もかけた人もいるし、アメリカに留学させた人もいる。決してお金持ちではない。親の義務を果たしたという満足感だけはあるようだが、果たして実を結んだのだろうか。子供は期待に応えてくれたのだろうか。

現在では親を頼れないからと学費ローンを借りて進学する人も多いらしい。アメリカ並みになってきているようだ。そうまでしても大学へ行かないと就職に困るからだとしたら大変な時代だ。


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中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
夫と猫2匹と暮らしています。リンクはフリーということでお願いします。

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