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梅エキスを作った

 何年も前に、実家の弟が遊休農地に梅の苗を植えたそうだ。耕作するには狭すぎるが、色々な事情で2・3本の果樹でも植えて農地という名目にしてごまかすしかなかった半端な土地があったのだ。
 梅は植えたままろくに手入れもせず放ってあった。それでも年月が経って実をつけるようになったらしい。ただし、無農薬といえば聞こえはいいが、枝もはらわず、文字通りのほったらかしなので、まともな実がとれない。細かい斑点がいっぱいついていたり、茶色のシミのようになっていたり。そのせいかあらぬか毎年梅干しを漬けても失敗ばかりだと言っている。
 
 今年はその梅の木がことさらに実をつけたそうだ。持っていくと電話がかかてきた。私は梅干しを漬けたことがないが、漬け方は調べれば何とでもなる。売っているもののように皮がきれいでなくても、自家用として料理に使ってもいいかもしれないと考えて待っていたら、大量の“まともではない”青梅が届いた。
 ネットで調べると梅干しにするには黄色く熟したものがいいそうだ。ということは追熟させるしかない。その前に多少は選別したほうがいい。斑点やシミの少ないものを選んで追熟させつつ、その間にまたシミが広がったりしたものをよけて、残ったものを漬けることにしよう。
 さてよけたものの始末をどうしよう。何しろよけるものの方が大量なのだ。
 ネットで梅干しの作り方のページを読んでいると、選外品の梅でジャムやジュースや、梅エキスを作ると出ている。けれど我が家ではジャムは作ってもおそらく食べない。ジュースも作ったとしても少しでいい。仮にたくさん作って人様に進呈したとしても、困らせてしまうだろう。自分の家で必要ではないものは他所でも必要ではないことの方が多いものだ。
 
 のろのろ考えた挙句、梅エキスを作るのが一番いいのではないかという結論に達した。大量の材料からできるほんのちょっぴりのもの、というのがいい。折角の材料をむざむざ捨てることなく使い切ったといういいわけがたつ。出来上がったものを人様に差し上げても、相手を選びさえすれば喜んでもらえる可能性もある。(あげないけどね)

 というわけで作ってみた。
 皮の斑点やシミはつまり病気なのだから入らない方がいいのかもしれないと思い、包丁でその部分だけ剥いた。おろし金は金属製ではなくてセラミック製がいいそうだが、近くのスーパーへ買いに行ったら何年か前には確かに売っていたのに扱わなくなっていたので、仕方なくプラスチックのを使ってしまった。
 おろし器が傷んで使えなくなるのは安物ゆえ構わないけどプラスチックの成分が梅の強い酸で溶かされて混じってしまうなんてことがあったらどうしよう。でも長時間接触するわけではないからいいことにしておこう。
 おろしている時指の小さな傷に果汁がしみて、なかなかつらいものがあった。梅農家さんが大量に作るときには板で挟んで種を除き、果肉をジューサーで絞るそうだ。一般家庭でもミキサーを使うと楽かもしれないが、刃が金属だからどんなものだろう。
 すりおろして布巾で絞った果汁を煮立てるのはやはり金属製の鍋ではいけない。土鍋やホーロー鍋を使うそうだ。煮立てている時かき混ぜるのも非金属製の木杓子などで。
 金気を嫌うそうだ。ジャムと同じね。
 初めの果汁の分量の20分の1くらいに煮詰めていくと黒っぽくどろりとしてくる。そうなったら出来上がり。熱湯消毒した小瓶に詰める。
 木杓子についたのを指にくっつけて恐る恐るなめてみた時にはそれほどに思わなかったが、鍋肌にくっついて残ったのも勿体ないから水で洗い流して飲んでみたら、非常に酸っぱかった。

 夫はこういう健康食品のようなものは結構好きだ。半分飲んでもらったら、砂糖を入れてくれと言われた。梅エキスを売っている会社の社長さんがラジオで最初の飲みなれないうちは砂糖を入れて飲みやすくして飲んだ方がいいと言っていたそうだ。
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中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
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