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これからの時代の作家  7/20

新聞記事によれば、今回芥川賞を受賞された村田沙耶香さんという方は大学時代からずっと、既にいくつかの文学賞受賞歴のある現在でも、コンビニでアルバイトを続けていらっしゃるそうだ。
就職しなかったのは、年齢からいわゆる就職氷河期の世代だと思われ、新卒時に正社員採用されるのは難しかったからかもしれない。あるいは、卒業後早くに作家デビューされているようなので、文筆活動に重点をおくためにあえてアルバイト生活を選択されたのかもしれないが。
どちらにせよ、同年代の多くの人と同じ様な生活を続けていらっしゃったことに、象徴的なものを感じる。

本が売れなくて、出版不況だそうだ。各出版社はアンテナを張り巡らし、マーケティングを重ねてプランニングし、本を売るための努力をしているはずだ。期待に応えて、自分を捨てても読者の好みそうな本を書く人もいるに違いない。
作家が表現する世界が時代に適合して、大勢の共感を得て本が売れるならいい。自分の書く本が売れなくても、読者に迎合することはできないという人もいるかもしれず、中には突き詰めて考えるあまり、自分も時代も見失って書くことができなくなる人もいるかもしれない。

若い頃、芥川賞といえば文壇への登竜門と言われて大したものだった。受賞者の多くがその後何冊も本を出して有名になった。
それから何十年も経つうちに芥川賞作家も大勢生まれたはずだが、次第に名前を目にしなくなった人も多い。
専業作家として小説を書き続けていく難しさが、これからの時代はあるような気がしている。


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中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
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