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そういう時、どうしたら・・・

 その日、二階でうつむいた格好で作業していた時、めまいのような感覚に襲われた。目を上げると電灯の吊り紐が大きく揺れていたので、地震だと気がついた。横揺れが少し続いておさまった後一階へ降りると、夫もきょろきょろとしている。
 「地震だったね」「うん」「テレビつけてよ。こういう時はNHKがいいよ」
 地震にしろ台風にしろ、災害情報に関してはNHKを信頼している。それにしても東北地方に大きな地震があり、最大震度7と出た時には驚いた。阪神大震災なみではないか、あれからまだ長い年月が過ぎたわけではないのに、また大きな地震が起きたのだ、この日本で。その2・3日前にも東北で震度5の地震があったばかりだったのに、それは前触れに過ぎなかったのか、と思った。

 ずっとテレビで地震情報を見ていて、初めのうちは正確な被害が伝わってこなかったけれど、日が経つにつれて被害の規模も、亡くなったり行方不明のままの方の数も膨れ上がり、さらに原発の放射能漏れのことも重なって、被害に遭われた方がお気の毒で何とも言葉にならない。
 弟は大地震のニュースを知って居ても立ってもいられないような気持ちになり、そうかといって何もできることがなく、翌日とにかく銀行へ行って義援金を振り込んだと言っていた。
 阪神大震災の起きた時、何日か後に避難所がテレビに映し出され、毛布にくるまったお年寄りが俯いて乾パンを食べにくそうに口にしておられた姿を見て、どういうわけか父の姿が重なって涙がにじんだ。父が震災に遭ったわけではないが、老後めっきり弱っていた父がもし震災にあって避難所にいたら、ああいうふうに俯いて黙って食べにくそうにしていたに違いないと想像してしまったからだ。私もやっぱりその翌日義援金を送った。それ以外に具体的にどうしていいか分からなかったのだ。今回もそれ以外にどうしていいか分からなかった。
 
 
 
 
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中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
夫と猫2匹と暮らしています。リンクはフリーということでお願いします。

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