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暮れの仕事

 私は結婚したのが30代半ばで、同年代の人と比べると遅い方だった。相手は(つまり夫)は父親と二人暮しだったから、できるだけ早く女手が欲しかったのかもしれない。いかにも取り急いでいたらしく、12月初旬の結婚式を申し出され、特に反対の理由もなかったのでそうした。
 新婚旅行から帰って親戚周りへ挨拶を済ませると、早速しなくてはならなかったのが自分の荷物の片付けと家中の大掃除だった。
 男所帯でそれなりに掃除していたといっても、特に台所の状態はひどかった。流し台の下に押し込まれていたのは、夫が何年も前に仕込んだという梅酒やその類のものが埃(もしかしたらカビも)にまみれて立ち並んでいたし、ガス台はコンロからこぼれた煮汁か何かがこびりついて、ステンレスであるにもかかわらず錆びついていた。換気扇は当然油まみれ、周囲の壁もなんだかべたべたと黒ずんでいる。実に磨きがいがある状態だったのだ。
 いい嫁と思われたくて私は頑張った。本当のところ、実家にいたときは掃除もいい加減なことしかしていなかったのに。何をどうしたら要領よく綺麗にできるのかなんて分からなかったから、体力にまかせてせっせと掃除した。手際が悪くても何日もかければ大掃除は済むのだ。
 そこそこ家の中がきれいになって、一息ついたのもつかの間、次にはおせち料理という難問が控えていたけれど。
 結婚した当時もそうだったけれど、私は今でも掃除の手際が悪い。換気扇まわりをきれいにするのに3時間もかかったりする。自分でもそれが分かっているので、12月になると気が思くなる。早くから取りかからないと、間に合わないという強迫観念に陥るのだ。そのくせ、特にここ何年かは腰が重くなっているけれど。
 暮れになると毎年テレビ番組でも大掃除の仕方を教えている。見ているとプロの掃除は本当に手際がよさそうだ。見ていると何時間かのうちにすいすいと済んでしまうので、いつも感心してしまう。
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Author:ohutarisama
中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
夫と猫2匹と暮らしています。リンクはフリーということでお願いします。

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