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給湯器の音声  4/28

新しいガス給湯器は静かだ。浴室のすぐ外に置かれているのでわかるが、交換前はガスが燃えるときにボウッと音がしていた。今はかすかな音しかしない。
燃焼音はしないが、風呂がわいたとか、設定温度を変えたとか、いちいち教えてくれる音声がうるさい。風呂がわいたという知らせなど、ピー音でそっけなく知らせてくれるだけの方がよっぽどいいと思う。
工事をしてくれたガス会社の人にそう言ったら、音声は小さくもできるし無音にもできるというので、無音にしてもらった。そうしたら風呂がわき上がったのが分からない。どうやらピー音には設定できないらしい。待ちかねて入浴しているわけではないので困ってはいない。もうそろそろいいだろうと見当をつけて入っており、今のところはそれで十分だ。今のところは、だ。

うちはまだ独居老人ではないからいいが、例えば夫婦の片割れだけが取り残されたとき、それまではうるさく感じていたはずの給湯器の音声さえ、言葉で話しかけてくれるものとして慰めになるのだろうか。思わず声に出して返事をしたりして、などと想像すると何となくおかしい。

未亡人になったいとこは、結局長男の一家と同居することになったそうだ。長男の妻の病と、母親の独居という相互の事情からそうすることにしたらしい。引っ越ししてきて勤務先が遠くなったため、朝早く出勤するようになった息子さんの世話を、お嫁さんの体力では無理なため、いとこが代わりにしているらしい。朝五時に起きて朝食と弁当を作るという話だった。冬場は特に大変なことに違いない。
それでも家族がいて、言葉を交わす相手があるのはいいことなのだろう。

この先のいつのことか、私が後に残されたばあい、給湯器が音声で知らせてくれるように設定しなおすような気がする。夫が後に残ってもそうするのではないかと思うのだが。

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中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
夫と猫2匹と暮らしています。リンクはフリーということでお願いします。

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