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人づきあいは難しい 4/8

最近、ご近所さんに「妻が近所づきあいが少なくて寂しがっているから、家へ来て話をしてやって下さい」と言われたことがある。
そう言われてもなあ、というのが正直な気持ちだった。
私は人づきあいが下手で、外で知っている人に会えば挨拶くらいはするが、気心のしれないよそのお宅にお邪魔するのは気詰まりで何を話していいかわからない。
時々学生時代の友人とドーナッツショップで珈琲を飲みながらお喋りするくらいのことで、人づきあいに関しては十分に満足している人間だ。

以前、近くに住んでいる奥さんで、一週間に一度は必ずやってきて家へ上がり込んでいく人がいた。時には昼時になっても平気で居座っていることがあったが、たびたび来る人だからこちらもお客さん扱いすることなく、菓子パンとインスタントコーヒーくらいのお昼を出してすましていた。そのくらい気安いつきあいで済んでいたので気にもしないでいた。
別に、いらっしゃいと誘っていたわけではない。それでもやってきてはなんのかの言いつつ家の中に上がり込んでいく人だった。
ところがたまに私の方が用事でその人の家へ行くと、玄関先の立ち話だけで済まされて、家の中へ通されることがなかった。それが当然のように、である。
動物嫌いな奥さんで、野良猫なんか汚らしいと嫌悪していた。噂では孫たちが小さい頃は、遊びにきても家の中を散らかすからと不機嫌になっていたそうな。我が家は猫がいる上に私の無精のせいで掃除も行き届かず、さぞ汚らしかっただろうに、人の家のことなら気にならなかったとみえる。

何年もそういうことが続くと、さすがに何か納得がいかなくなった。いつもお邪魔して悪いから今度はうちへ来てなんて言葉、聞いたたこともなかったのである。
猫が3匹に増えて先住猫があちこちで粗相をするようになったのをしおに、「家の中が臭くてとても上がってもらえる状態ではないので」と断るようになった。後になって、別の人に聞いた話では、その奥さんはとにかくひとの家に上がり込む癖があったそうだ。そしてやっぱり自分の家に人を上げることはなかったそうだ。私だけではなかったらしい。

実家の弟も、またいとこ夫妻に愛想良く誘われるまま、何度か他の人と一緒にお酒をごちそうになったことがあったようだ。飲むとお尻が重くなるから、長時間居座っていたに違いない。
またいとこは、そのことで弟の体のためだから注意するようにと、私に言いつけてきた。言葉を換えた苦情なのは明白だった。
迷惑をかけているようで悪いと私も思っていたから、弟に替わって何かと気を遣ってきたつもりだったのにそう言われたので、だったらそもそも初めから誘うことはなかっただろうにいい顔ばかりして、と内心で反発した。弟にはあちらはそう思っているのだから、もう行かない方がいいと注意して、その後は行かなくなったようだ。

ほどほどということが分からないとそういうことになる。私自身、ほどが分かっているかというと自信はない。ほどが分かっている人間なら、誘いもしないのにいつもやって来るような人は適当にあしらっていたと思う。

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中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
夫と猫2匹と暮らしています。リンクはフリーということでお願いします。

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