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子供のころの宿題  4/2

子どもの頃、宿題をきちんとやった記憶がない。
小学生時代、例えば夏休みなら「なつのとも」というドリルみたいな薄い冊子の宿題帳が配られ、絵を一枚と工作を一点と読書感想文を原稿用紙何枚とか、決められた宿題というものがあって、毎日計画的に少しずつしなさいと休み前に注意を受ける。
初日に一応の計画を立て、それに従って片付けるのは、二・三日だけのことだ。

朝のうちの涼しい時間に勉強するようにと先生には言われていても、当時私の実家は養蚕もしていたので、朝のうちの涼しい時間には蚕の世話という手伝いを言いつけられる。涼しい時間帯はあっという間に過ぎ、せみがミンミンとうるさくなく頃にはもうお昼だ。
「なつのとも」は机の上に置き去りにされ、絵も工作も何を描き何を作るか決まらないまま、日にちだけが過ぎていく。養蚕の区切りがついて、繭を出荷するころにはもう夏休みの半分以上は過ぎている。
何も手がつけてないということが重荷で、かえって宿題を片付けるのを先延ばししてしまう毎日だ。それでもとにかく何か作らなくてはいけないという義務感のようなものはあって、簡単な工作でお茶を濁す算段だけはする。手間をかける気がないものだから、お粗末なものを作っておしまい。「なつのとも」は終わりの二日くらいでおおざっぱにやっつけ、二学期の始業式の日に早く学校から帰ってから、絵を描き、読書感想文を書いた。一応提出だけはできるようにしても、内容の薄い宿題ばかりで、私は真面目な頑張り屋さんとはほど遠い子どもだった。

六年生の時には毎日日記をつけるという宿題があった。一日にB5版の横罫のノート一ページ分の文章を書くようにと指示された。一週間に一度提出日があって、先生が日記のノートをあらためるのだ。
宿題をためる癖がついてしまっていた私は7日分を一晩で書くことがよくあった。家族が皆寝静まっても書き終わらず、冬の夜中など泣きたくなることがあった。今思い返しても、7日分7ページも何を書いていたのだろうと、当時の自分に聞いてみたい気持ちだ。


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中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
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