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身をたて 名を揚げ 3/7

三寒四温というが、ここ二・三日は特に暖かい。
現金なもので体が動かしやすくなってきた。
冬の間は縮こまってしまって、何をする気も起きず、まるでウツみたいだと思った。或いは「季節性うつ」とかいう気の病だったかもしれない。
どちらにしても気持ちが晴れるような明るい季節はいい。子供のころから春は好きだった。

3月は卒業式の季節だ。私たちの時代は卒業式の歌というと、「蛍の光」と「仰げば尊し」だったが、近ごろは「贈る言葉」とか、あとは私たちの年代の知らない歌ばかりのようだ。卒業生は歌いながら泣くのかしらん。私自身は卒業式で感動して泣いた覚えがない。

「仰げば尊し」の中に(身を立て 名を揚げ やよ励めよ・・・)という詞がある。明治以降、刻苦勉励し立身出世して名前が世間に知れ渡ることは、善であり美徳であると考えられてきた。
現実には、骨身を惜しんで努力しても出世するとは限らないし、悪くすれば過労死のおそれもあるし、出世すればしたで重責に押しつぶされた挙げ句鬱病になったりと、いいことばかりではない。それが分かってくると(身を立て 名を揚げ やよ励めよ)なんて歌っても白けるだけだ。あまり歌われなくなったのは、そういうこと?

似たような年頃の人とつきあうことが多いのだけれど、何かの折に、よく偉くなったとか顕彰されたとかいう身内の自慢を聞くことも多い。私たちくらいの年代の人間には、いまだに出世するとか有名になるとかいうことを、誇るべきことだと信じている人が多い。
何の自慢もできない私は黙って聞いていることしかできない。


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Author:ohutarisama
中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
夫と猫2匹と暮らしています。リンクはフリーということでお願いします。

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