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「マイ・インターン」 2/23

DVDで「マイ・インターン」を見た。アン・ハサウェイとロバート・デニーロの共演。

自宅のキッチンで一人で始めた衣料品のネット販売を、たったの一年半で社員が200名以上の会社に育てた若い女社長ジュールズ。その会社にシニア・インターンとしてベンが入社してくる。インターンというのは見習いとか実習生とかいう意味のはずだ。若い人でなくシニアの「インターン」というのが分からなかったが、要は働く意欲のある高齢者に仕事を与えようという制度かと思う。日本でも定年後も働くような制度ができているが、それと同じなのだろう。

デニーロの演じたベンは最初、きついと評判の社長の直属になるが、なかなか仕事を与えられない。やっと命じられたのが洋服の染み抜きだが、彼はそれでもくさりもせず仕事をこなすのだ。偉ぶらないことがシニアが職場に馴染むコツに違いない。このあたりは何かを示唆していると感じた。若い人ばかりの職場に入って初めは浮いていたベンが、次第に周囲の若者の心を掴んで仲間になっていく。

アン・ハサウェイの社長ジュールズは会社を急成長させたやり手なだけに、分刻みのスケジュールをこなしながら会社のあらゆる面に気をまわし、猛烈な働きぶりだ。心のどこかで自分たちの仕事に理解がない高齢者を苦手に思っているらしい。
会社の発展と社員のためには、死ぬほど働かなくてはならず、寝食を忘れて働いても一人では限界があって、問題は山積、会社の機能に行き詰まりが見え始めている。

彼女には家庭があり、幼い娘は専業主夫となった夫が見ている。妻の仕事を理解してはいるが、夫にも内心不満がたまっている。夫婦仲もしっくりいかず、ママ友とも疎遠だ。私生活の面でも問題が多い。

そうした状況の中ベンは次第に周囲の社員だけでなく、ジュールズの心をも掴んでいく。ベンは彼女を理解し、彼女の仕事ぶりを認め、陰になり日向になり力になっていく。

エピソードはいろいろ重なっていくが、個人的なちょっとした手違いを片付けた後、一杯飲んでいるときにジュールズが「女を世の中に出して強くしたのと行き違いに男を子供っぽくしてしまった」という意味のことを言う。それはつまり天秤の振れがまだ収まって釣り合いがとれていない状態だということかと思った。揺り返しが少しずつ収まれば男女の間も釣り合いがとれるはずで、それが成熟ということだろうか。
ジュールズは男だからと言って女を見下していたり、年長だからといって若い人を軽く見る大人は嫌いだ。一方で、ベンのように、大人の男はそれらしくあるべきだと思い、ベンを対等な大人の男として認めていく。

世代や性別を超えた友情の物語だと思う。見ていて楽しかった。

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中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
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