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知っていることのちょっとした楽しみ 2/8

楽しみで小説を読んでいるとき、登場する小物や衣装などに未知のものがあると、どんなものだろうかとあれこれ想像してみるのだが、やっぱり具体的な像が結ばれず、曖昧なままだ。
ところが知っているものが一つだけでも出てくると、急にそのシーンが明るくなって、表現されている情景がいきいきとしたものに感じられることがある。

ずっと以前「料理長(シェフ)殿、ご用心」というミステリーを読んだ。ジャクリーヌ・ビセット出演で映画にもなっている。映画の方が有名かもしれない。女主人公が有名パティシエなので、洋菓子やその材料や道具が出てくる。中に「マジパン」というものが出てきて、マジパンとはアーモンドの粉末を粉砂糖や卵白とともに練り上げて細工物に使うものだけれども、たまたま当時ケーキ作りをしていたため、レシピ本を眺める機会が多くて写真で見てマジパンというものがどういうものかということだけは知っていた。知らなければ小説中のマジパンは(あるいは他の製菓材料も)飛ばし読みだったはずなのに、知っていたことで嬉しくなって、途端に本の面白みが増したという経験がある。

書く側はもちろん自分がよく知っていることしか書くことができないはずだが、読む側もある程度の知識を持っていることで、理解が増すということはあると思う。





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Author:ohutarisama
中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
夫と猫2匹と暮らしています。リンクはフリーということでお願いします。

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