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1月29日 「アリスのままで」

借りているDVDを返さなくてはいけないので、今日は「アリスのままで」を見た。
若年性認知症にかかった女性の話。
アリスは大学で言語学を教えているインテリだが、自分の記憶力が衰えてきたことを不審に思うようになり、診察を受ける。結果、家族性のアルツハイマー病という診断が下る。
この映画で、家族性の認知症は遺伝が原因で、その遺伝子を受けつぐ確率は50%、受けついだ場合は100%発症すると言っていたが事実だろうか。映画の中ではその事実を知らされたアリスの子供たちが任意の遺伝子検査を受けていたが、遺伝子検査でそんなことまで分かってしまうのだろうか。
アリスは言語学の学者だけに、言葉が失われていくのが一番辛い。それまでは口をつくように出てきた言葉が、努力しないと出てこなくなる。言葉が使えるうちにアルツハイマー患者の集まりでスピーチをすることになる。三日がかりで作った原稿に黄色のマーカーでしるしをつけながら練習をした結果、アリスのありのままの不安や苦しみが人々の心を打って、スピーチは大成功だった。言葉で伝えることは確かに人との仲立ちをする。
若年性の認知症の進行は早いそうだ。まだ頭がはっきりしているうちに彼女は自分に対して、仕掛けをしておいた。それはアルツハイマーが一定の限度まで進行したら、自分自身に服薬自殺を試みさせようとするものだった。パソコンの中の自分に命令されるまま薬を飲もうとしたちょうどその時、ヘルパーがやってきた物音に驚いたアリスが薬が落として散らしてしまったので、命は助かったのだが。自分の頭の中が自分にもわからなくなる気分は実際どんなものだろう。
夫は自分の仕事を成就させるために、他の都市へ引っ越し、アリスの面倒を見ることになったのはそれまで反目しあっていた末娘だった。末娘がアリスに語った言葉の意味を問われ、アリスは一言「愛」と答える。愛というエモーションだけがアリスには残っている。
見るのが辛いという映画ではなく、淡々と話が進められていくので私には見やすかった。


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中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
夫と猫2匹と暮らしています。リンクはフリーということでお願いします。

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