FC2ブログ

Entries

認知症患者の家族

近所の奥さんが用があって訪ねていらっしゃった。認知症の高齢男性B氏の奥さんである。夫が元気なときは町内会の付き合いなどはすべて任せていたので、よく分からないまま役員をやっているとおっしゃったことから、話題が自然にB氏のことになった。奥さんはご主人が同じことばかり繰り返して口にしたり、直前のことを忘れてしまっていたり、認知症初期の典型的な症状が出るようになってじきに、何か様子がおかしいからと大学病院...

どうでもいいこと

ちょっと前に見た「未来世紀ジパング」で、女性脳外科医の加藤先生を取材していた。脳動脈瘤のクリッピング術の世界的権威で、異例の手術数を誇る方だそうだ。テレビ画面の中で、タクシーを降りて来た先生は既に白衣を着用していらっしゃった。記者の問いかけに「いい車に乗りたいとか、いい洋服を着たいとか思ったことがない。病院の中で患者さんに医師と見られないで、看護師や薬剤師や、もしかすると事務方に間違えられたりする...

冷蔵庫

我が家の冷蔵庫は義父が生きていた頃に買ったはず、もう二十年選手だ。故障しないのでそのまま使い続けている。電気代を考えればもう買い換えた方がいいに決まっていて、消費税が上がるときにも買い換えを考えた。今も折り込みチラシの広告で冷蔵庫の写真を見かけるたびに迷う。なかなか踏ん切りがつかないのは、いつも中味が一杯になっているせいだ。新しい冷蔵庫はコンセントを差し込んで、庫内が冷えないと使い始めることができ...

訃報の回覧板

町内会から回覧板が回ってきた。各町内会を束ねる上部組織の長をしていた方が一週間ほど前に亡くなられていたという訃報だった。亡くなられた方は数年前に奥さんを亡くされてから一人暮らしだったはずだ。その頃はたまに見かけることがあったが、そう言えば最近は見かけなくなっていた。御子息はアメリカだったか外国に在住のビジネスマンと聞いたことがある。他にご家族があったかどうかは知らない。回覧には「葬儀は家族だけで済...

妄想混じりの話

高校時代の同級生で心理学を勉強して、精神科の病院に就職した人がいた。臨床心理士という仕事だったのだろうか。卒業して何年か後のクラス会で会った時に、患者さんの言葉をどこまで信じていいのか分からないと苦笑混じりに言っていた。経験を積んでからはそれなりに対処できるようになっただろうが、まだ仕事について間がないころだったのだ。妄想が起きている人の話は、どこまでが事実か分からない。そういうことだったのかと思う...

向上心は大してない

残りものの毛糸を何か形にしようと、靴下を編んでいる。手編みをしているとつい熱中してしまって時間をとられる。編み物をしながらでは本が読めないので、最近は読書がすすまない。おまけに昔に比べると、インターネットのためにパソコンの画面を覗くのに時間をとられてもいる。本当は時間を区切って、するべきことに割り振ってスケジュール管理をしたほうがいいのだろう。毎日少しずつでも一年たてば、ずいぶんの時間をかけたことに...

いずれ誰もが年をとる

夫には大好きな時代劇がある。中村吉右衛門さんの「鬼兵犯科帳」だ。テレビで再放送をすると必ず見ている。何度も同じものを見てよく飽きないものだと思う。付き合いで私も時々画面をチラ見している。画面の中の吉右衛門さんも多岐川裕美さんもお若い。何年も前のものだから当然だ。それはともかく、俳優さんや女優さんなど人から見られる仕事をしている人は、見られるだけで気持ちがしゃんとするからか、概していつまでも若々しい...

トランプ大統領

トランプ大統領が今までの大統領とはうって変わった手法をとっているのは、ビジネスマンとして培った駆け引きだと言われている。商売人ということなのだろうか。国と国の間の外交に駆け引きはつきもので、腹を探り合いながらやり合っていくことができる相手ならいいが、人種が違い考え方も違い依って立つところも違う人々との間では、怒りをかってしまってうまく行かない時もあるような気がする。アメリカの今後について、いろいろ...

バーゲンへ

9年前に友だちにもらったセーターを、今でも着ている。私が編んだセーターと交換のようにもらって、最初はよそ行きにしていたが、格下げして普段着にしてからもう何年もたつ。アクリル混紡だったので、純毛ほど洗濯に気をつかわないでもよかったが、さすがに何年も着続けたので、全体に色がくすんで汚れているように見える。ほつれも虫食いもないが、どことなくみすぼらしい。ちょうど冬物バーゲンの時期で、ファストファッション...

家庭の事情を相談する相手

夫が車を出すために門を開けていると、歩み寄ってきたご近所さんが唐突に家庭の事情を打ち明けたそうだ。それがそう気軽に答えられる内容ではなかったという。突然のことに驚いて、夫は、「はあ」と間の抜けた返事しかできなかったらしい。顔が合えば挨拶くらいはするが、それほど親しい間柄ではない。年齢も夫より上の人だ。誰にも種類は違っても悩みや問題があるはずだが、それを打ち明ける相手は、事情を知っている親しい知人や...

休講  

知り合いから、最近の大学では休講がないのだと聞いて、少々驚いた。全ての大学でそうなのかどうかは分からないが、諸般の事情で正規の講義に穴が空いた時は、日時を融通してその埋め合わせをするそうだ。真面目というか窮屈というか、半世紀前とは明らかに事情が違う。これは学費がずいぶん高額になっているのと、学生の質が変わってきたのに対応するために、大学側が(我が大学では、皆さんにしっかり学んでもらうため講義はきっちり...

スパイラルソックス

正月中に帽子を編んでいて、痛むはずと思い込んでいた手指がかなりいい状態であることに気がついた。作り目をする際、左手の薬指と小指で糸を握り込もうと曲げると痛いが、それ以外の時は大丈夫そうだ。無理をしなければ編むことができそうだ。まずは簡単なものからと靴下を編むことにした。図書館で借りてきた「ベルンド・ケストラーのスパイラルソックス」の編み方で、靴下を編んでいる。本では段染めのソックヤーンが使われており...

セミリタイアブログ

セミリタイアの区分の中に興味深いブログが多いので、よく読ませていただく。働いて得た収入から無駄遣いしないで貯金をしたり、投資したりしてそれなりの資産を積み上げ、将来の生活設計の見込みをたててから仕事を止めたという堅実な方が多い。資産を取り崩しながら何歳まで生活が成り立つのか、慎重にシミュレーション(いつもシュミレーションと間違えてしまう)した上で決心した人もあるし、原資を取り崩しながらの生活には不...

脚のぶつぶつが急に消えた

いつからそうなったのか覚えていない。両脚のすねの前側、真ん中を境に左側がぶつぶつになっていた。両脚の外側あるいは内側に対称的にではなく、どちらも左半分だけだから非対称にである。鮫肌とか毛孔性苔癬とか呼ばれるものなのか、それとももっと別の何かなのかよく分からない。鮫肌は皮膚病ではなく、単に皮膚の異常というだけのことらしい。皮膚科を受診してもいい薬がなく、保湿剤程度のものを処方されるという記事を読んだ...

「わたしの名は紅」を読んだ

何日もかけてやっと、オルハン・パムク「わたしの名は紅(あか)」を読了した。たった九日間だけの話でありながら、殺人事件の犯人捜しというミステリ-、登場人物間の恋愛、古い時代のトルコの風俗・風習、細密画という独特の芸術とそれを描く画家の美意識と西洋絵画との出会いによる苦悩、戦乱と人の生死、宗教上の騒乱、様々な要素が集まり重なり合って、異国情緒豊かで壮大な物語になっている。本文の各章は、登場人物それぞれ...

「金スマ・高橋真梨子さん」を見て

昨晩の「金スマ」で、歌手の高橋真梨子さんが、ご両親のこと、生い立ちからお母さんとの長期間にわたる断絶と和解を語っていたのを見た。若い頃はお母さんの身勝手な生き方がどうしても許せなかったのに、年をとってきたら、お母さん自身が娘時代に広島で原爆にあって地獄のような状況を生きのびてきたこと、結婚した相手、お父さんの重い病気で生活を支える立場になったこと、理不尽とも思われる運命や苦労の連続からくるやり場のな...

長寿時代 

人間の寿命はさらに延びて、いずれ人生100年時代が到来すると言われているらしい。100歳までも生き続けなければならない時代になったら、難儀なことだ。健康寿命もそれにともなって長くなればまだしも、身動きの不自由な高齢者ばかり増えれば社会的な問題にもなるし、若い世代は持て余すことになるのではないか。確かに、考えてみれば私たちの祖父母の世代は70歳を超えたら長生きの方だったが、父母の世代では80歳以上の...

見込み違い

毛糸の帽子が編み上がったので、弟に電話したところ、既に複数購入済みだそうだ。あらま。それでは自分で使うことにしよう。かぶって鏡を見たら、どこかのお婆さんみたいだった。確かにお婆さんには違いないが、地味な色のせいもあってか、頭の中で思い浮かべている自分の外見より老けて見えてがっくりだった。夫に「いらない?」と尋ねたら、言下に「いらん」と。自分では残り毛糸を利用できてよかったと思っていたのに、時にはこう...

消費行動  1/3

新年初頭のインタビューを受けた経団連会長が、「3年連続でベースアップを実現したのに個人消費が盛り上がらないのは将来不安があるからだ」と述べたという。ベースアップには関係なかったが、我が家は現役時代の夫の年収が多い方ではなかったから、厚生年金保険料として引かれる分も少なく、当然年金もそう多くはないはずと推測できたので、家計も将来に備える方向で考えていた。そのおかげで今、豊かではないが困ったことになら...

新年  1/2

大晦日の夜まで何となくばたばたしたが、一夜明けて、まずまず穏やかな正月を迎えることができた。夫婦二人だけで、いつもと大して変わったことはしていない。お節も簡単に整えただけ、朝食に雑煮を食べただけ。お腹にもたれるので、三が日は朝と晩だけの食事ですます。途中小腹が空いたらコーヒーとおやつということにしている。暇だったので、指先に穴のあいた手袋を修理した。数年前に自分で編んだものだ。毛糸がまだ残っていた...

Appendix

プロフィール

ohutarisama

Author:ohutarisama
中部圏に住む1948年生まれの専業主婦です。
夫と猫2匹と暮らしています。リンクはフリーということでお願いします。

月別アーカイブ

 

検索フォーム

QRコード

QR